皆さんソイミートまたはベジミートをご存知でしょうか?
ソイミートとは大豆、または大豆と小麦のタンパク質を使ってお肉の代わりになるような食感を出した食品です。
最近巷ではこのソイミートに注目が集まっているようで、ヘルシー系飲食店ではずいぶん前からメニューに取り入れてるようです。
そもそも何故肉を食べずに植物性のタンパク質を食べるかというと宗教上の理由以外で大きな理由としては「脂肪」にあります。
人にとってタンパク質は必要不可欠な材料ですが、牛や豚、鶏の肉を食べると、たんぱく質だけではなく脂肪も一緒に食べざるを得ません。
そんな理由からお肉を減らして植物性たんぱく質にしよう!という方が増えているようです。
今回使ったのはソーファ デリアンドフーズのソイミートです。
ソイミートは色々種類があって、多くは乾物で、水で戻して使うのですが、左の写真の缶詰のようにそのまま使える物もあります。
ただ、中々売ってる場所がありません。
ネットショップではありますが、スーパーではほとんど置いてないようでした。
僕は成城石井の日本橋店と京橋の明治屋に聞きましたが置いてないと言われました。
ネット調べると「ナチュラルハウス」に置いてあるということだったので、日本橋高島屋の地下1階のナチュラルハウスで購入しました。
価格は乾物が267円で、缶詰が325円です。
ベジミートが手に入ったので次は材料を買いに行きました。
今回のレシピはNHKの「きょうの料理」で放送されたラ・ベットラの落合シェフのレシピで作りました。
通常、お肉を使った場合の材料はこちらです。
[ 材料 ]
合いびき肉:500g
たまねぎ:1/2コ
にんじん:1/4本
セロリ:1/2本
赤ワイン:カップ1
トマトの水煮(缶詰):2缶(約カップ2)
オリーブ油・塩・こしょう
ブーケガルニ(ローリエ1枚ローズマリー1枝セージ2枚)
この合いびき肉をソイミートに変えるだけです。
まず、ソイミートの使い方ですが、おすすめは乾物の方です。
缶詰はそのまま使えて簡単ですが、大豆の香りがそのままなので、ちょっとトマトパスタには使いにくいです。
乾物は水かお湯で戻して使うのですが、大豆の香りを抑えるためにお湯で軽く洗って、チキンブイヨンで漬け込むように戻すと、香りが抑えられます。
缶詰だとこれが出来ないので乾物がおすすめです。
さて、準備が出来たらレシピ通りに作っていきます。
1.まずはにんじん、玉葱、セロリをみじん切りです。
2.そしてオリーブオイル大さじ3杯にブーケガルニとみじん切りの野菜を入れて、じっくり香りを出しながらあめ色になるまで炒めて甘味を引き出します。
ブーケガルニとは簡単にいうとミックスハーブで、料理によって組み合わせが違います。スーパーのカレーコーナーにもありますが、中身が微妙に違うので確認して下さい。
3.そして水で戻したソイミートの水分を切り、塩で下味をつけてから炒めます。
ひき肉と違って生から焼くわけではないので、ほどよく火が通ったらオッケーです。
4.次は赤ワインを入れて煮込みます。
赤ワインを凝縮して水分がなくなり「パチパチ」と焼ける音がするまで煮詰めます。
5.そしてトマトを加えてさらに煮詰めます。
サラサラのトマトがドロドロになるまで水分を飛ばしてソースの出来上がりです!
落合シェフのレシピではニンニクや鷹の爪を使いませんが、ソイミートの場合は大豆の香りが強いので、気になる人は両方加えてもいいと思います。
とくにソイミートは全体的にまろやかになりますので、かなり強めに辛くしても効きません。
これをパスタによく混ぜて出来上がりです!
今回はさらに大豆のデザートを作ります。
作り方は超簡単で、豆腐にきな粉をかけて黒蜜で味付けして出来上がりです。
この前、「大日本アカン警察」で関根麻里さんがこれをアカン飯で紹介していましたが、全然アカンくないです!
スーパーで売ってるお豆腐のレシピ集でもやってるぐらい美味しい食べ方です!
最後にご注意ですが、家でパスタを作る場合、完璧に材料を揃えるのが面倒で、8割ぐらい揃えて手抜きでやってしまいがちですが、一度は全部揃えてやってみてください!
特に今回はブーケガルニと赤ワインでしょうか?お店料理と家庭料理の差はこの辺ですね。
ここが正念場です!
全体的な感想ですが、コクや旨みの部分では牛肉や豚肉と全く同じとはいきませんが、食感やボリューム感は満足できました。
内蔵は朝から昼は活発に動いていますが、夜になるにつれて動きが弱まりますので、夜遅く食べたりする場合は、ベジミートの方がいいかもしれませんね!