気持ちのいいグレープフルーツの剥き方

ロシア式ゲリドンサービスのグレープフルーツのカット
皆さんは家でグレープフルーツを食べるときにどうされてますか?
半分にカットしてギザギザスプーンでくり抜くっていうのがシンプルで簡単ですが、今日はもっと気持ちのイイやり方をご紹介したいと思います。
これからご紹介するやり方はクラシックな高級レストランでしているような「ロシア式サービス」または「ゲリドンサービス」といわれるサービス方式の中のフルーツカットの基本みたいなやり方です。
ロシア式ゲリドンサービスのグレープフルーツのカットサービス方式は「フランス式」「ロシア式」「イギリス式」「皿盛り式」といろいろありますが、超簡単に言うと、フランス式は手掴みで食べてる時代に、大皿に盛った肉料理などを、偉い人が武器の達人具合を自慢するように取り分けてあげる感じの様式、イギリス式はサービスの人が大皿を持ってお客さんをまわり、切り分けてあった料理をお皿にのせて歩く感じで、ロシア式は調理されただけの、仕上げてない料理をお客さんの目の前で分けて盛り付ける感じ、皿盛り式は現在の高級コース料理同様、一皿ごと盛り付けてある料理をご提供する、そんな感じです。
今の一般的な飲食店は、皿盛り式とフランス式のミックスって感じでしょうかね。
今回ご紹介のフルーツカットは、先ほども言いましたが、お客さんのテーブルの横で、ワゴン(ゲリドン)の上でカットするロシア式のやり方です。
少し手間ですが、やってる方も見てる方も気持ちイイですよ!
まずはグレープフルーツの端っこ、おへそが付いてないほうの皮に切れ目を一周入れます。
そして反対側のおへその方の皮を切り落とします。
そして写真のようにフォークをさして固定します。
写真では分かりにくいですが、切り落とした反対側に切れ目が入っています。
次はフォークを持って中に浮かせ皮をそぎ落としていきます。
この時、最初に入れた切れ目があるから、きれいに皮が落ちます。
そして果肉を丸出しにします。
ここからが気持ちいいのですが、果肉の隣り合ってる皮にナイフを入れます。
そうすると「ツルンッ」って感じで果肉が抜け落ちます。
これを繰り返すと、最後はしぼんだ紙風船みたくなって、ナイフを押し付けるとジュースがドロドロ出てきます。
果肉を綺麗に並べれば出来上がりです!
よく切れるナイフがあると、何回もやりたくなってしまい、最初は毎日グレープフルーツを食べていました!
見ている方もサクサク切り出される果肉を見てると面白いので、ご家庭でやって見せても面白いかもしれませんね!
僕はこんなクラシックな西洋的サービスに憧れを抱いてしまうことがありますので、お店でもこんなサービス出来たら面白いなーと思いますが、またいつか挑戦してみたいです。

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