パイナップルのカットサービス

ゲリドン式、ロシア式サービスのパイナップルのカット
今日はパイナップルのカットサービスについてです。
以前にご紹介させていただいた「気持ちのいいグレープフルーツの剥き方」でもご説明したロシア式(ゲリドン式)サービスでやるようなカットのしかたです。
別にうちのお店でやってるわけではないのですが、お家でやってみると面白いと思いますので是非やってみてください!
ゲリドン式、ロシア式サービスのパイナップルのカット道具がなかったので洗ったお盆と100均のフルーツナイフとフォークでやりました。
パイナップルも近くの「まいばすけっと」で78円で買った小さいやつです。
まず、葉は残して底だけをカットします。
葉はこれからの作業で持ち手になるので、果肉触らないのが鉄則のサービスには欠かせません。
次は、皮を縦方向にカットしていきます。
幅広にしてカットするのではなく、皮の幅を狭く、そして皮を薄くカットします。
この時に皮の緑色の部分が果肉に残らないように注意してください。
次は、茶色く残った葉の芽を取り除いていきます。
普段家で食べるときは皮を厚めにカットして一緒に取り除いてしまうのであまり気にしませんが、ここは丁寧にやります。
まず、一つ一つ取り除くのではなく、一つのラインを作り、V字にナイフを入れて取り除きます。
このパイナップルは小さいのでサンプルにしにくいのですが、普段よく見る大きなパイナップルの葉の芽は、規則正しく並んでいます。
このきれいに並んでいるのを利用して、螺旋状に、まるでドリルのようにラインを入れてカットします。
最初に螺旋の流れを見ながら、葉がついてる方から上に向けて切り込みを入れます。
ぐるっと1周切れ目を入れたら、今度はその切れ目に対して反対方向からVカットになるように切れ目を入れると、葉の芽がついた果肉がズルッと抜け落ちます。
何かもったいないような気もしますが、その分皮を薄くカットしてるので、トータルあまり変わりません。
この小さなパイナップルは葉の芽が不規則なので、ちょっと手古摺りました。
でも気持ちのイイドリル型になったので、ここまで来たらあとは輪切りにするだけです。
輪切りにすると風車みたいな面白い形になっているのが分かります。
ここで本当は芯抜きを使って簡単に芯をくり抜くんですが、持っていなかったのでフォークを芯にさして、ナイフでくり抜きました。
これで盛り付けて完成です!
美味しくいただきました!
ちなみにパイナップルは葉っぱよりも底の方に甘味がたまりやすいので、保存するときは逆さにするといいそうです。
でも葉っぱが邪魔で逆さにしにくいので横向きでも大丈夫です。
食べごろは皮の色が緑から茶色や黄色っぽく変わった頃です。
すぐに食べるつもりはないけど安いから買っておきたい場合は緑色に近いものを買って、常温で熟すまでまちましょう!
パイナップルにはクエン酸が多く含まれています。
クエン酸はスポーツドリンクやサプリメントにもよく入っていて、運動後のリカバリーに使われるそうですので、ジョギングをしたあとの朝食なんかにいいかもしれませんね!

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