居酒屋の都市伝説、生ビールの中と小の疑惑を大検証!

居酒屋の都市伝説、中生ビールと小生ビールの量の比較
少し前にテレビやネットで一斉に「居酒屋の生ビールの中と小は実際は大差がない」と話題になったことがありました。
僕が目にしたのは女性自身さんの取材された「マジメに検証「居酒屋のビール、 中と小の量は同じ」は本当か?」と言うネットの記事でした。
基本的には大型の有名チェーン店系居酒屋がターゲットにされていましたので他人事で見ていましたが、最近ドリンクの相場を調べている時に気になったので独自に調査をして、さらにうちのお店と比較してみました。
まずは大前提として、生ビールの「大・中・小」の定義は何なんだ?と思われる方が多いと思います。
答えとしては「お店が独自に決めたサイズと価格です。」となってしまいます。
うちのお店は大型のチェーン店系居酒屋とは大きく違うので、基本的には「生ビール」というメニューはあるのですが、細かくサイズの選択はできません。
東京バルバリでは「生ビール中」と「生ビール小」がありますが、一般的な居酒屋の中生ジョッキと小生ジョッキという意味ではありません。
最初は「生ビール」と「小ビール」という表記だったのですが、お客さんが注文するときに「生中とか中生ジョッキ的なのありますか?」と聞かれることが多く、「生中」という言葉が一般的に「普通の乾杯サイズの生ビール」という意味で使われている感じだったので、その名前にしました。
ですが、そんなお店ごとにバラバラでも基準が分かりにくいので、明確な基準になりそうなデータをご用意しました。
居酒屋の都市伝説、中生ビールと小生ビールの量の比較、キリンのジョッキカタログ
これはキリンビールさんから飲食店に協賛でいただけるジョッキやグラスのカタログです。
こちらのジョッキを見ると容量の違うサイズが何種類もあります。
このサイズの違いを小さいほうから「小生ジョッキ」「中生ジョッキ」「大生ジョッキ」「特大生ジョッキ」としていけば誰もが納得できると思います。
ちなみにこれはキリンビールさんが決めているわけではありません。
あくまで僕が提案する納得できる基準の話です。
さて、というわけで、一般的な普通サイズと称される「中生ビール」の量は上の画像から「435ml」の容量のジョッキ又はグラスに入ってるビールと言うことになります。
では435mlのジョッキやグラスにはどれぐらいの量のビールが入るのでしょうか?
それを入れてみたのがトップの画像になります。
これは350mlのよなよなエールの缶ビールを435mlのジョッキに入れた様子です。
一番右にあるのが一回り小さい小生ジョッキです。
これを見ると、350mlの一般的な缶ビールが一本丸々入るサイズが435mlのようですが、生ビールの泡の割合としてはバランスが悪いので、実際には「330ml」前後になると思います。

さぁ!これである程度の共通認識が出来たのでいよいよ検証です!
まず女性自身さんの記事によると、某大型有名居酒屋チェーンの生ビールのサイズは「中が270cc、小が200cc」だったそうです。
ccとmlは同じということなので、このお店の中生は少な目ではありますが、中と小の区分けは出来ています。
でも他のお店を検証した所、中と小の内容量が逆転していた居酒屋もあったそうです。
これの原因は非常によく分かります。
中生ビールはイメージ的にジョッキを選ぶのですが、ジョッキはかさばる上に重ねられないので冷蔵庫が一杯になってしまいます。
だから小生ビールに関してはグラスを使うのですが、意外にグラスの容量を確かめずに使ってしまう場合が多いのです!
こればっかりはお客さんにも信じてもらえないかもしれませんが、お店側が安易に「このグラスなら小生ビールで丁度よさそうだね!」ぐらいの感じで計算しないで決めてる場合が多いです。居酒屋の都市伝説、中生ビールと小生ビールの量の比較
そんなこんなで、ここからは独自の検証です。
先日、都内にある有名チェーン居酒屋に行き、生ビールのサイズを調べてきました。
うちのお店が安いのか高いのか調べたいのもありましたので丁度良かったです。
お店には失礼なことをしましたが、マイジョッキ感覚で当店で使ってる中ジョッキを持ち込みました。
そしてお店で生中をたのみ、泡が消えるまで大人しく待ちます。
ちなみにこのお店はサントリーのプレミアムモルツ、うちは大体が麒麟一番搾りです。
そして泡が消えたところでマイジョッキに移し変えます。
そしてさらに泡が消えるまで待ち、油性マジックでビールの表面に印をつけました。
持ち帰ってしっかり計るためです。
この画像でも分かると思いますが、5mmから1cmぐらいジョッキの高さの残りが多い感じがします。
うちの方が少し多いようです。
そしてここからが本番です。
頂いた中生を飲み干し、今度は小生ビールを注文しました。
ここでビックリ、しっかりとしたピルスナーグラスで登場です。
いくら細くても縦に長いのでどうだろう?と思いながらも空っぽの中ジョッキに入れてみました・・・
それが一番下の画像です。
最初の画像と比べると「PREMIUM」のロゴの高さ分減ったぐらいです。
この二つの価格の差は小が397円、中が502円で、小が中の4/5の価格になっています。
ということはサイズも4/5になっていれば丁度いいのですが、計ってみたところ小が260mlで中が300mlだったので5/6ぐらいでした。
つまりは小生ビールをたのんだ方がお得ということが分かりました。
いっぱい飲むからお得な生中をたのもうって考えは間違いのようですね!
小生ビールをこまめに注文しましょう!
ちなみに、検証させもらった大型有名居酒屋チェーンさんの生ビールの価格と、うちのお店の「東京バルバリ」「プラナジラソル」の生ビールの価格を比較してみましたのでご参考までにどうぞ!

[ 某大型有名チェーン店生ビール価格 ]
プレミアムモルツ中生ビール(300ml) 税込502円
100mlあたり167円

[ 東京バルバリ生ビール価格 ]
麒麟一番搾り生ビール中(330ml) 税込600円
100mlあたり182円

[ プラナジラソル ]
麒麟一番搾り生ビール(330ml) 税込500円
100mlあたり152円

あれ?プラナジラソルのビール安すぎないですか?
そうなんです・・・うちは大型のお店に比べて仕入れ値で勝てないのにどうして?
・・・単純にミスです!
と言うわけで、今回の検証で値付のミスが発覚したので、値上げをされてしまう前に皆様どんどん飲んじゃいましょう!

よなよなエールとバトルシップのミサイルあと・・・完全な余談ですが、今公開中の「バトルシップ」という映画があります。
内容はよくわかりませんが、CMがもの凄く気になってしまいました。
とういのは、海上にいる戦艦らしき物に向かって大量のミサイルが飛んでいって、戦艦の側面に突き刺さる右の画像のシーンがあるのですが、それがどうしても、大量のよなよなエールが発射されてるようにしか見えません。
僕だけでしょうか?
それだけどうしても言いたかったので書いてしまいました。
皆さんこんど注意してコマーシャルをご覧ください。

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