フライドチキンとフライドポーク

京橋フレンチイタリアン居酒屋東京バルバリのフライドポーク
東京バルバリのフライドポークです。
こちらはグランドメニューなので、大量のオーダーで品切れにならない限り毎日あるメニューです。
最近のメニュー改正からフライドチキンと一緒に登場しました。
以前はフライドチキンもフライドポークも無くて、唐揚げと南蛮揚げのタルタルソース添えだけでした。
でも今回は衣にこだわって、数種類のスパイスをブレンドしてパンチのあるフライドシリーズが出来ました!
シェフいわく、ちょっとB級っぽいコンセプトで作ってみたそうです。
ボリュームもがっつりあって、衣が複雑な味でカリカリとして、そしてお肉はジューシー、ワインに良く合いますね!

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ペルノーソースとは?

銀座京橋フレンチイタリアン居酒屋東京バルバリの真鯛のソテー バジルを効かせたペルノーソース
こちらは東京バルバリの「真鯛のソテー バジルを効かせたペルノーソース」です。
ペルノソースは魚介の料理に良く合うとされてるソースで、名前の由来はお酒の「ペルノ」から来ています。
ペルノはお酒の種類の名前ではなく、ペルノ・リカールという会社の「ペルノ」という商品名で、ジャンルとしてはアニス酒になります。
アニスリキュールのペルノは、アニスや複数のハーブとスパイスで作られるかなりインパクトのある薬草系のリキュールです。
そのペルノーと白ワインヴィネガー、鶏のブイヨン、生クリーム、バターなどで作られるのがペルノソースです。
アニスリキュールのペルノとペルノ アブサンペルノといえば「伝説のリキュール、アブサン」の話が有名です。
アブサンとはニガヨモギとアニス、ウイキョウそして複数のハーブとスパイスで作れるやはり薬草系のお酒です。
このアブサンを作っている会社は沢山あり、ペルノも代表的なアブサンメーカーでした。
ところが1898年あたりから、ニガヨモギの中の成分の「ツヨン」が幻覚作用を引き起こすとして製造が禁止されてしまいます。
当時はゴッホをはじめとする芸術家にも愛飲されていたらしく、アブサン中毒の流れでゴッホは耳を切り落としたのか?なんて言われるぐらいです。
そうかと思えばライバルのワインメーカーがアブサンを潰すために「ツヨン」を吊るし上げたのでは?っていう話もあります。
まぁ本当のところは分かりませんが、色々な噂が飛び交うほどの「魅惑のお酒」だったって事でしょうか。
その後、製造が禁止されてしまったアブサンの変わりにパスティス(似せるの意)と呼ばれるアニス酒が作られました。
ペルノももちろんパスティスを作り始め、ライバルのパスティスメーカーの「リカール」と合併し現在の「ペルノ・リカール」になりました。
現在ではアブサンも「ツヨン」の含まれる量を10ppm以下に制限され解禁販売されています。
画像でも分かるように、ラベルには「ペルノ」の文字が両方とも大きく書かれてるのだけなので「新ラベルか?」と思って間違って買ってしまいそうですが「ABSINTHE」と書いてありますし、何よりアルコール度数と値段が共に1.7倍違います。
当時、偉大な芸術家を虜にしたお酒とは少し違いますが、一度試してみるのもいいかもしれませんね!
ペルノ・リカール ジャパン公式ウェブサイト

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飲食店と陶器と陶芸体験

岐阜県伏見の陶芸体験で作った美濃焼の赤志野の抹茶茶碗と備前焼、織部、黒樂茶碗
趣味で集めていたお茶碗の写真です。
真ん中に写っている大きめの赤茶色のゴツゴツしたやつは、この前岐阜県に旅行に行ったときに陶芸体験で作った美濃焼の「赤志野」です。
なぜ急に陶芸の話題かというと、飲食店をやるにあたって「食器」に関する知識は少なからず必要だからです。
例えば皆様がちょっとお高い所で、特に和食のお店などでお食事されたときに注意して見ていただきたいのは食器です。
お料理は「○○県産の牛肉を使った・・・」とか「○○港でとれた新鮮な・・・」とか地名や産地の説明があると思います。
そういった時はその場所にちなんだ食器がさりげなく使われているのです。
丹波牛のヒレステーキを「丹波焼」にのせたり、とちおとめのジェラートを益子焼でだしたりと、ちょっといい感じの演出が出来たりします。
まぁうちのお店ではまだそこまで食器に力をいれるまでにはいたってませんが・・・
それとは別に、料理をやってる人が突き詰めて行くと、自分の料理をのせる皿を作るために、陶芸に目覚める人もいます。
僕は仕事として料理を作るわけではありませんが、違う経路で陶芸にたどり着きました。
僕は店舗の設計と販促物の制作をメインの仕事としてやっています。
そうすると、日本人でデザインや物作りに携わる人が皆影響を受けている偉大なクリエイターの存在にぶち当たります。
それが「千利休」です。
言わずとしれた、お茶を「道」として形作った「茶道」の生みの親です。
お茶会の道具もそうですが、茶室そのものの建築デザイン、イベントの会場プロデュースなど幅広く才能を発揮し、その後の日本に多大なる影響を残しています。
あのココシャネルより先に「黒」を取り入れて、絢爛豪華が最上の時代に「質素」であることの美しさを説いた斬新な偉人です。
そんな偉人の影響で、やはり陶芸というのに興味が湧いてしまいます。
昔の日本は今と違い「唐物」がセレブのステータスでした。
高麗青磁は均衡のとれた綺麗な形と美しい色、なんといっても当時の日本にはない技術力が、お金持ちを魅了したのでしょう。
例えるならなんでしょう?メルセデスベンツやフェラーリ、ランボルギーニなどの輸入車をステータスとしているような感じでしょうか。
そこへ日本人であり異国文化に詳しい千利休が、海外の文化も吸収しながら日本人らしい新たな物作りをはじめたのです。
経年の粗末な見た目を逆に味わいと感じ、歪んでしまったものにも自然の変化の美しさを思う考えです。
外国の輸入車が一番だった時代に、日本でトヨタやニッサンが生まれて、やがては日本人らしいハイブリッドカーができたような感じです。
岐阜県伏見の陶芸体験で作った美濃焼の赤志野の抹茶茶碗と備前焼、織部、黒樂茶碗さて、ここで陶芸の豆知識ですが、よく「陶器」という言い方をしますが、厳密に言うと全てが陶器ではありません。
大きく分けると「土器」「炻器(せっき)」「陶器」「磁気」の4つに別れます。
■土器とは
窯を使わず野焼きで、比較的低温で焼かれる釉薬を使わない素朴な焼き物。
歴史で勉強する縄文土器などの焼き方です。
※釉薬とはうわぐすりともいい、ガラス質のコーティング材です。
和食器ではよく見かける光沢のあるドロドロした、焼く前に塗る液体です。
隣の画像の備前焼以外はすべて釉薬が塗ってあります。

■炻器(せっき)とは
鉄分を多く含んだ土を使い、高温で焼き絞めるので、固くて吸水性がほとんどない。
日本では釉薬を使わない物が主流ですが、まれに高温で灰が溶けて、それが自然に釉薬のかわりになる自然釉が出来ることもあります。
せっ器の例としては、隣の画像の備前焼や他にも信楽焼、丹波焼、常滑焼、益子焼、笠間焼があります。

■陶器とは
吸水性がある粘土を使って焼くので、釉薬を使いコーティングします。
叩くと鈍い音がする、厚手の焼き物です。
隣の画像では備前焼以外のが全部そうです。
代表的なのは美濃焼、瀬戸焼、伊賀焼、萩焼、楽焼などです。

■磁器とは
粘土に石の粉末を混ぜて練って材料にするので、ガラスみたいに吸水性がない固い焼き物です。
一番普及してる一般的な食器です。
代表的なのは九谷焼や、有田焼、伊万里焼などです。
ちなみに海外でみられる「古伊万里」と呼ばれるアンティークの伊万里焼は、当時の有田焼を伊万里港から輸出したのでその名前になったようです。
ですので当時の有田焼と伊万里焼は同じですが、今は伊万里で作ったものを伊万里焼と呼ぶようにしてるみたいです。

そして僕が大好きなのが、自分でも作った美濃焼の「志野」です。
美濃焼といえば、古田織部がプロデュースしたオリーブ色の「織部好み」が有名ですが、他にも色々なデザインがあって、赤志野、鼠志野、黄瀬戸、瀬戸黒などどれもいいです!
瀬戸と名前がつくのがありますが、瀬戸焼ではありません。
ちょっとややこしいですが、瀬戸焼はお隣の愛知県なのでその影響でしょうか。
昔はヴィンテージ感たっぷりの備前焼が最高だと思って「志野」の良さがわかりませんでしたが、何年かすると志野の良さが分かってきました。
美濃焼を体験したときは轆轤(ロクロ)でやりました。
轆轤で作ったときは丁寧に作ったんで綺麗な形になってしまって「何か機械生産みたいだなー」って思ったんですが、出来上がったのを見るとイイ感じにゆがんで良かったです。
この陶芸体験は岐阜県多治見市の「虎渓窯」に行きました。
ここが凄いイイ感じで、何がイイって環境がハンパないです。
急勾配の坂道を車で上がると、一気に喧騒から離れ、小高い丘の上にある古い大きな日本家屋のお屋敷にたどり着きます。
そして、良く手入れが行き届いてる庭を進むと、歴史を感じる日本家屋に所狭しと美濃の焼き物が並んでいます。
その陶器を眺めたあとに、昔ながらの趣の道場へ行き、静寂の中で轆轤を回します。
そして陶芸を楽しんだあとは、街並みが展望できる道場の二階へ上がり、美濃焼でお茶を頂いてくつろげます。
しかも、夏休みに行ったのにも関わらずこんな環境が貸切でした。
ご主人も凄いイイ方で、最初は教えてくれますが「あとは好きにやってみて下さいね」みたいな感じで細かく色々言われないのが良かったです。
もちろん聞けば親切に教えてくれます。
あんな空間が近くにあったら定期的に行きたいです。

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このダイナミックさハンパない!プラナジラソルの新宴会コース!

水天宮前茅場町の貸切出来る欧風居酒屋プラナジラソルのダイナミックボリューム骨付き肉宴会コース
今月はプラナジラソルのシェフが変わった話題から始まり、ジラソルのメニュー変更の話題が続いておりますが、これが極めつけ!
どうですかこのパンチ力!骨付き肉の塊が「ドカーン!」です!
これはプラナジラソルの新しいコースの内容で、今までのコツコツ積み上げるような衝撃では無く、とにかく一発の破壊力に重点を置きました。
プラナバルカの渡辺シェフとプラナジラソルの水野シェフが力を合わせて、とにかくお客様の満足度を今よりも更に上げようと考えてくれました。
メインは赤ワインにもぴったりな濃厚ソースのスペアリブの塊グリル、そしてチキンナゲット、フライドポテト、サーモンマリネ、サラダ、タラモサラダとバケット、まぁ盛り沢山極まりないです。
写真を撮ったあとにスタッフ4人で試食しましたが、お腹パンパンです。
この画像の量で5、6人前なので当然ですね。
世の中の幹事さんに声を大にして言いたい!宴会は大船に乗ったつもりでプラナジラソルに任せて下さい!
よくぞ探したと褒められることはあっても、上司の方からクレームが来ることはまずないでしょう!
何といってもこれでお一人様2500円、4名様から承ります。
お手数ですが前日までにご予約だけお願い致します!

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プラナジラソルの隠れた名物タコライス

茅場町水天宮前蛎殻町の貸切が出来る洋食居酒屋プラナジラソルのランチタコライス
プラナジラソルのランチメニューで意外に昔からずっとある隠れたベテランメニューのタコライスです。
なかなかのボリュームがあり、男性の方でも少し残す人もいるぐらいです。
これから暑くなるので、へばった体にヘルシーだけどガッツリランチをどうぞ!
トマトとレタス、辛い挽肉、そしてチーズをグチャグチャに混ぜてお召し上がりください!
余談ですが、今やタコライスも全国区の知名度がありますが、たまに「蛸ライス」と勘違いされてる方もいらっしゃいます。
一応説明させていただきますが、タコライスとは沖縄の「パーラー千里」「キングタコス」の創業者、儀保松三さんが米兵さんのために発案したと言われるメキシコのタコス風の具材をライスに合わせる沖縄料理の一つです。
定義としてはタコミート、トマト、レタス、チーズが具材に入っているところでしょうか。
とにかく、カレーやらーめんと同じように日本で進化をして完成した素晴らしい料理です!

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プラナジラソルの気まぐれカレー

茅場町水天宮前蛎殻町の貸切が出来る洋食居酒屋プラナジラソルのランチ気まぐれ菜の花のカレー
プラナジラソルのランチメニューの一つ「気まぐれカレーシリーズ」の「菜の花のポークカレー」です。
今どきメニューで「気まぐれ」ってちょっとダサい感じがしますが、日替わりでもないし週替わりでもないし、月替わりでもない、季節のカレーと言っちゃうと季節感に縛りが出来ちゃう。
そんなわけでこちらに都合のいい「気まぐれ」しか残りませんでした。
恐らく今月いっぱいは「菜の花のポークカレー 900円」でいきます!
B3カレーに比べて辛さをおさえたポークカレーに菜の花を加えて、綺麗な玉子をちらして仕上げました。
お陰様で大好評です!
他にも日替わりランチもやっています。
日替わりランチのメニューはプラナジラソルのツイッターから毎日配信していますので、よかったらご覧ください!

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映画ショコラのようなカカオ豆から作るホットチョコレート

映画ショコラのようなマヤ文明のレシピでカカオ豆から作るホットチョコレートの作り方
映画の「ショコラ」をあらためて見るタイミングがありました。
昔はジョニーデップ目当てで見たのですが、ジョニーデップがほとんど出てないのにガッカリしてよく観賞していませんでした。
でも2回目に見たときに、人気俳優に釣られることのない、偏見のない目線で見ると、とてもいい映画だと今更気がついて、同時に無性にチョコレートが作りたくなったので、カカオ豆から手作りでチョコレートを作る事にしました。
一から作るとなるとチョコレートの歴史や材料の購入場所、作り方を調べるのにかなり時間がかかりました。
ちなみに情報の提供元や材料の販売先は一番最後にリンクをさせていただいております!
最初に言っておかないといけませんが、今回作るのは「ホットチョコレート」でして普段目にする「チョコレート」ではありません。
何故かというと、テーマとして「手作り」にこだわりたいからです。
通常チョコレートを作るのには、カカオ豆を潰して練った「カカオマス」とは別に、カカオマスから脂分だけを搾り出した「カカオバター」を使うからです。
カカオ豆には半分近く脂分があり、それだけを絞り出したカカオバター(ココアバター)が必要なのです。
つまり、チョコレートを作るのには、すでに脂分を含んでいるカカオ豆を潰したカカオマスに、さらに別のカカオ豆から搾り出した脂分のカカオバターを追加するのです。
そしてカカオバターを絞り出すのはプレス機がないと出来そうもなかったので、あきらめて古典的な製法のホットチョコレートにしました。
ちなみにカカオバターを搾り出した残りカスが「ココア」に使われます。
だからカカオ豆だけでチョコレートドリンクを飲んでいるだけだったら、ココアは生まれなかったのです。
そんな経緯もあり、今回はホットチョコレートに専念します!
チョコレートを作る上で知っておきたいのはやはりその歴史です。
ショコラでも「2000年前のマヤのレシピで作ったホットチョコレートよ!」というセリフが印象的でしたが、そのセリフからも分かるように、今のメキシコ、マヤ族が作り出した物だったのです。
出来ればその歴史を感じれるように、道具にもこだわって作ろうと思いました。
映画ショコラのようなマヤ文明のレシピでカカオ豆から作るホットチョコレートの作り方まずはカカオ豆の説明ですが、カカオの実の種を発酵させたのがそれです。
画像にもある白いモロコシみたいな玉の中に生のカカオの種があります。
ちなみにカカオの実はフルーツとして美味しいそうです。
それでは作り方です。

■カカオ豆のロースト
本来なら120度のオーブンで20分ほどローストすればいいのですが、出来れば昔ながらの方法でやってみたいので、石の器で直火で煎る事にしました。
使用するカカオ豆の量は250gです。
250gで濃いめのホットチョコレートがおおよそ3~4杯とれます。
石があったまったら、中火で焦げ付かないようにずっとかき混ぜます。
15分から20分煎ると、皮が弾ける「パァン」と音がしてきます。
黒くならないうちに火を止めます。
ロースとしすぎると酸味がきつくなるのでほどほどにしてください。
そういえば最初少し驚いたのですが、ローストする前の発酵したカカオ豆は赤ワインのような香りがします。

■カカオ豆の皮をむく
少しだけ色が焦げ茶に変化した豆を冷まして、一つづつむいていきます。
ローストすると皮と種の間に隙間が出来るので、指で押すとパリッと割れて簡単にむけます。
皮に隙間がない豆は、枝豆を押し出すような感覚で潰すとうまくむけます。
あまり強く握ると簡単に中身まで粉々になってしまうので注意が必要です。
感じとしては落花生の皮むきに近いです。
薄皮もあるので、取れるだけ取ります。
ローストした豆と生の豆では色艶が若干が違います。
最初はツヤが無くて黒っぽいのですが、ローストすると油分のツヤが出てきて赤黒くなります。
このまま食べてもお酒のつまみとしては美味しいようです。
食べてみるとイメージそのままで、酸っぱ苦い豆です。
不味くはないですし、少しクセになりそうな感じです。
基本的にロースとしたカカオ豆が売られてる場合はそのまま食べる用らしいです。

■カカオ豆をすり潰す
メキシコや中南米では「メタテ」と呼ばれる日本の石臼的な役割の道具があります。
まさしく石器の形状で、今も変わらず家庭に残っているようです。
ショコラでもメタテを使って豆を潰しているシーンがありました。
さすがにメタテは手に入らなかったので、石の器で豆を細かく砕いて、すり鉢でペーストにしました。
手作業は無茶苦茶時間がかかります。
粉々につぶすとここではじめてビターチョコレートの香りがしました。
フードプロセッサーでやれば一瞬ですが、これも当時の様子を感じる美味しさのエッセンスの一つです。
石の器で細かくしたあとに、すり鉢ですりまくると脂がにじんでくるのが分かります。
僕はここで、すり易いようにちょっとだけ水を入れました。
ある程度ネットリしてきたら終了です。

■マヤ族のレシピに挑戦
ここまで出来たら完成間近ですが、当時のマヤ人がどういう味で飲んでいたのか気になったので、それに挑戦しました。
メインの大きな画像がその写真です。
当時は今のような甘いチョコレートではなく、カカオ豆を貴重な栄養ドリンクとして飲んでいたようです。
だから砂糖もミルクもバニラも入っていなく、カカオ豆を潰したカカオマスに水を混ぜて、スパイスやチリパウダーを混ぜて飲んでいたそうです。
試してみたら辛くて苦い泥を飲んでるような感じでした。
ヨーロッパ人が最初は受け入れなかったのがよくわかりました。
ショコラにもホットチョコレートに「チリパウダー」を入れるシーンがありましたが、このチリパウダーはスーパーに売ってるチリパウダーとは違います。
市販で売ってるのは、簡単にメキシコ料理風に味付けが出来るようにアメリカで作られた混合スパイス調味料です。
映画のチリパウダーやマヤ人のチリパウダーは単純に唐辛子をサラサラの粉末にしたものです。

■バニラミルクを作る
ホットチョコレートの仕上げに使う為に、あらかじめ牛乳にバニラビーンズを漬け込みます。
3センチ程にカットしたバニラビーンズのさやを開いて、中のツブツブが見えるようにして牛乳に漬けます。
しばらく置いておけばバニラのいい香りが付きます。

■ホットチョコレートの仕上げ
まず、ネットリしてきたカカオマスにバニラビーンズを漬けといた牛乳を加えます。
そのままではカカオの脂分が硬いままなので、湯煎で温めながらよく混ぜます。
トロトロしてきてよく混ざってきたら、目の細かいこし器でこします。
カカオ豆は非常に食物繊維と油分が多くて、カカオマスを作ってると思うのは「胡麻」に似てるなーって思いました。
ですのでカカオマスはゴマペーストのようにかなりザラついているので、ちゃんと濾さないと砂を飲んでるような感じになってしまいます。
最後に味を見ながら砂糖を加えて完成です。
僕は250gのカカオ豆に対してスティックシュガー6本入れました。
苦みが強いので多めに入れないと甘さは感じられません。
そして最初は濃いめのホットチョコを飲んでいたのですが、最終的にはミルクをチョコに対して2~3倍ぐらい入れて薄めて飲んで丁度よかったです。
だから結局は250gの豆で6杯ぐらいとれました。
マヤ族の間では、チョコレートドリンクは泡立たせることが非常に重要だったそうです。
そのために「モリニージョ」と呼ばれる泡立て機が作られた程です。
本来ならモリニージョをチョコレートに突っ込んで、火をおこす要領で両手でグリグリとかき混ぜるとイイ感じに泡が立つようです。
今ではメキシコの名物お土産になっています。
一手間加えて、泡立て機で泡立てて飲むのもいいかもしれませんね!

チョコレートは抗酸化作用のあるポリフェノールがたっぷりなので、昔も今も健康ドリンクとして飲まれているようです。
また、メキシコでは肉料理にチョコレートソースを使うこともあります。
甘いチョコレートではなくて、カカオマスに赤ワインを入れて作る濃厚なソースです。
美味しそう・・・
映画のショコラでもバースデイパーティーのシーンで登場していましたね!
赤ワインとチョコレートですから、2大ポリフェノール食材で作るソースは肉料理に欠かせないのでしょう。

■情報提供のリンク元
チョコレートの歴史「大好きチョコレート」
カカオの実の画像「ふぇあうぃんず」
メタテの画像「メキシカンラグ 玉美」
モリニージョの画像「知られざるメキシコの旅」

■カカオ豆の購入先
バニラプランテーション(今回使ったカカオ豆)

ワインマーケットパーティー(ローストカカオ豆のみ)
Dari-K(京都の有名チョコレートショップでローストカカオ豆は入荷次第売切れ必至)

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ベアルネーズソースとは?

京橋フレンチイタリアン居酒屋東京バルバリの短角牛ロースのルーローの炭火焼ごぼうと人参のエチュベ赤ワインソースとベアルネーズソース
東京バルバリの季節のメニューを使ってソースの解説です。
上の写真は「短角牛ロースのルーローの炭火焼 ゴボーと人参のエチュベ 赤ワインソースとベアルネーズソース」です。
写真の赤いソースの上にかかってるクリーム色したソースがベアルネーズです。
ベアルネーズソースとは、卵黄とバターを乳化させて作るソースです。
卵黄とバターを乳化させたソースと言えば、以前エッグベネディクトに挑戦した時の「オランデーズソース」も同じです。
2つの違いは酸味を出す調味料が違います。
オランデーズソースはレモン汁を使いましたが、ベアルネーズソースは酢とエストラゴンを煮詰めた物を使います。
どちらのソースも熱の加減と、乳化の具合に神経を使う手間のかかるソースです。
ちなみに、ルーローとはフランス語で「巻くとか、巻いた物」という意味です。
そしてエチュベとは、水や出汁をほとんど使わずに素材のもってる水分で蒸し焼きにする調理方法です。
最後に、東京バルバリのメニューは常時100種類以上あるのですが、それゆえにそれぞれのメニューで用意できる在庫数が少なくなってしまいます。
ですので、物によっては開店時の段階でも、2つとか3つしか用意がないものがございます。
品切れでご迷惑をおかけいたしますが、必ず変わりに満足できるお料理がございますので、そちらでお楽しみいただけると幸いです。

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プラナジラソルメニューミーティング

茅場町水天宮前蛎殻町貸切ができる洋食居酒屋プラナジラソルのブラックカレー
今日はプラナジラソルのメニューミーティングでした。
今月からシェフが、プラナバルカの渡辺シェフの一番弟子の水野シェフに変わったので、今までとは違った面白いことをしようという話し合いです。
ランチタイムは相変わらずカレー屋さんのイメージが強いようで、上のブラックカレーが一番人気です。
以前は違う名前のシャンティーキラという名前で、インドの方がシェフをしてインド料理屋をしていたこともあったので、いまだにカレーのイメージは消えません。
だから他の美味しいものも味わってもらいたいので、ランチで出してるハンバーグに力を入れようとなりました。
まだこれから研究を重ねるので、絶対美味しくなると思います!
あとはお陰様で好調の貸切パーティーコースをもっとダイナミックなスーパーナイトにする構想が決まりました!
近日マグナムな料理の画像をお届けできると思います!
そしてもっと大きな変更点としては、営業時間が変わりました。
今までは閉店が早かったのですが、今度は夜11時過ぎまで開けることになりましたので、是非飲みにいらしてください!

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幻の豚、梅山豚のコンフィー

京橋フレンチイタリアン居酒屋東京バルバリの梅山豚メイシャントンのコンフィークスクス添え生姜のソース
今日もまた東京バルバリのメニューの中からお一つ紹介。
これは「梅山豚」とかいて「メイシャントン」という豚のコンフィーです。
梅山豚のコンフィー クスクス添え 生姜のソースです。
メイシャントンという響きでお気づきかもしれませんが、中国原産の豚を輸入して茨城県で飼育している「幻の豚肉」です。
幻の○○とかってよく耳にする言葉ですね?
よく映画の宣伝に使われる「実写化不可能と言われていた・・・」みたいな感じで、たくさん言われすぎてどれが本当なのか分からないって感じがしますが・・・
でもこれは本当にすごい!
歴史をたどると、なんと日中国交正常化の際にジャイアントパンダと同じく中国から寄付されたのがはじまりです。
その後、民間で茨城県猿島郡境町の「塚原牧場」さんが輸入をして、そのあとすぐに輸入禁止になってしまいました。
ちなみに「梅山豚」は塚原牧場さんの登録商標名でもあり、国内では塚原牧場さんでしか飼育がされていせん。
現在では原種となるメイシャントンは100頭ほどしかいなく、原種と交配をしたメイシャントンは徹底した環境と餌へのこだわり、そして300日という長い飼育時間のため、1ヶ月で100頭ほどしか出荷ができません。
ですので限られたお店にしか出回ることがない「幻の豚肉」なのです。
自然の中で自由に動き回って落ち葉やどんぐり、雑草を食べていますが、その他にも自社配合された大麦やさつまいもを飼料として与えているそうです。
お肉の特徴は綺麗な脂身と柔らかい肉質、そして何といっても肉汁の量が凄いことです。
ジューシーという言葉がピッタリな豚肉をお楽しみください!

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プラナバルカはワインメニュー大改造中です!

茅場町水天宮前イタリアンピッツェリアプラナバルカのワインメニューデザイン
茅場町水天宮前イタリアンピッツェリアプラナバルカのワインメニューデザイン今プラナバルカのワインメニューを大幅改造計画中です。
店長いわく、リストの内容をガラッと変えるそうです。
左の小さい画像が昔のワインメニューに添えられていたイタリアの地図メニューです。
クラシックで少し硬い感じでしたけど、今度はポップなイメージで明るくいきたいということで、色々デザインを考え中です。
この他にもイタリアだけでなく世界地図をつくり、世界中の面白いワインを紹介できる予定です。
このメニューを作るにあたって世界地図のイラストを書きました。
ポップアートっぽくしたかったので、かなりデフォルメした地図を書きました。
でもデフォルメして地図を書くと、小さい国や諸島なんかがあっさり消えてしまいます。
思い入れがある国なんかは正確に書きたくなってしまうんですが、それをしてると世界中を細かく書かなくてはいけないので、旅行で行ったバリ島は残念ながら他のインドネシアの島とくっつけて書きました。
プラナバルカのスタッフはワインが大好きな人ばかりなので、面白いワインメニューができると思います。
楽しみにしていて下さい!

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フランス料理の歴史を感じるアン ヴェッシー

京橋フレンチイタリアン居酒屋東京バルバリの熊野地鶏のベッシー包みアルビュフェラソース
この丸いのはなんでしょう?
正解は、今日から東京バルバリでやりはじめた熊野地鶏のベッシー包み、アルビュフェラソースです。
ベッシーって変な名前ですが、これは豚の膀胱を使ったクラシックフレンチの偉大なる調理方法です。
とても手間とコストがかかるので、わざわざ技術の発達した現代にこの古典的な調理方法にチャレンジするのは、そうとう料理を楽しんでやってる人か、情熱がないと手を出さないでしょう。
ベッシーのイイところは、この風船の中に食材を入れて火を通すことによって、水分や香りが逃げずに、食材を本当に美味しくいただけるのです!
もちろん今はベッシーを使わずに、調理用バルーンを使ってやったり、真空調理器を使ってやれば同じ味が出来るでしょうけど、それはあくまで味だけの問題です。
自家焙煎したコーヒー豆をネルドリップするような、プロセスが脳に訴えかける料理です!
ちなみにこの豚の膀胱は、本国フランスでは中国産の乾燥したヴェッシーを使ってるそうです。
京橋フレンチイタリアン居酒屋東京バルバリの熊野地鶏のベッシー包みアルビュフェラソース中国産のベッシーは大きくなった豚の膀胱を乾燥して使うらしく、国内で手に入る豚の膀胱よりはるかに大きいです。
これをはじめるにあたって、乾燥した膀胱を探したのですが中々見つかりません。
やはり小池シェフが帝国ホテル時代に見たヴェッシーはビニール袋のように薄くて、ゴム風船のように大きかったようです。
うちの会社の中華食材担当のスーパーエージェントが上海とシンガポール、フランスの中華街を探していますが今では手に入れるのが難しいようです。
結局まだ探せてないので、国産の豚の膀胱を生の状態で仕入れて、下処理をして空気を入れて乾燥させ、水でもどして牛乳で洗って使います。
かなり大変・・・
そんなプロセスでこの料理になります!
料理をご提供する際は、一度包んであるところをお見せして、その後こちらで切り開いてソースをかけてお出しします。
このソースは鶏料理によく合うソースアルビュフェラです。
ベースはシュープレームソースを使います。
シュープレームソースとは鶏の出汁とクリームとバターを使ったクリームソースです。
それにピーマンのピュレなどを加えて作ったのがアルビュフェラソースです。
しっかりと濃厚なソースが、ベッシーで美味しさを閉じ込めた鶏をさらに美味しくします。

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絶品からあげガイド全国版に日本橋ぼんぼりが掲載されました!

絶品からあげガイド全国版掲載!茅場町水天宮前地鶏料理と日本酒焼酎居酒屋日本橋ぼんぼりの唐揚げ油淋ソース
日本橋ぼんぼりが日本唐揚協会監修で三才ブックさん出版の「絶品からあげガイド全国版」に掲載されました!
って実は半年前の話ですが・・・このブログをやる前だったので今更告知です・・・
でも書店にはまだまだ置いてありますので、ご興味ある方はぜひご覧ください!絶品からあげガイド全国版掲載!茅場町水天宮前地鶏料理と日本酒焼酎居酒屋日本橋ぼんぼりの唐揚げ油淋ソース
この雑誌は全国の唐揚げランキングや口コミで常連の猛者達が集められた雑誌のうえ、日本唐揚協会が監修してるところが嬉しいです!
テレビやメディアで聞いたことのある名店が全国から集まっています。
やはり唐揚げといえば大分ですが、大分にはグランプリ受賞店が固まっていますねー。
お笑いコンビTKOの木下さんのお母さんのお店も掲載されていました。
さてさて、ぼんぼりの唐揚げの説明ですが、ぼんぼりの唐揚げの特徴は大きく分けて2つです。
一つは2度揚げです。
唐揚げの天敵は揚げすぎによるパサつきですが、どうしても火を通す以上はある程度揚げないといけないので難しいところです。
そこでぼんぼりでは、1度鶏を油に入れてから8割ぐらい火を通すつもりで早めに出します。
その後にしばらく寝かせます。
そうするとゆっくり予熱で火を通すので、肉の水分を搾り出すような火の入れ方をしなくて済みます。
そしてもう一度仕上げにサラっと揚げると、外はサックリ中はジューシーの出来上がりです!
そしてもう一つの特徴は食べかたも2度美味しい!というところです。
ぼんぼりのからあげはレモンと一緒に「油淋ソース」が添えられています。
この酸味が効いた中華な味わいが、唐揚げの油と無茶苦茶合うんです!
最初はさっぱりレモンで食べて、2度目はしっとりとソースで食べる!このウェットアンドドライのコンビネーションが最高です!
夜のメニューでは950円で300g以上の大ボリューム、ランチタイムは唐揚げ定食があるのでこれもまた最高です!

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フランボワーズのカタラーナ

京橋フレンチイタリアン居酒屋東京バルバリフランボワーズのカタラーナ
東京バルバリのフランボワーズのカタラーナです。
この写真は盛りつけしてない切り出しただけのカタラーナをお皿にのせて写真を撮っただけですので、お店では違う形で出てきます。
昨日テレビを見ていたら、シルシルミシルさんデーで札幌の「ザク盛りマンゴーカタラーナ」っていう商品が紹介されていたので、バルバリでもあったなーと思い、写真を撮りました!
バルバリでも、というよりイタリアンのお店ならけっこーあると思います。
プラナバルカでもやってます。
カタラーナとは、イタリアの伝統的なデザートで、スペインのクレマカタラーナ(カタルーニャ地方)の流れだと言われています。
まずスペインのクレマカタラーナの方から説明ですが、冷やしたカスタードに砂糖をふり、表面をバーナーで炙って出される温ったか冷たいデザートです。
そしてイタリアのカタラーナですが、こちらはカスタードの上にグラニュー糖を薄くまぶして、オーブンで焼いたあとに冷凍庫で冷やしたものです。
簡単に言うと焼きプリンを冷凍庫で固めたデザートです。
大まかな分類としては、クレームブリュレ、クレマカタラーナ、カタラーナ、カスタードプリンなどは同類です。
バルバリの場合は、季節感を楽しむためにその時々のカタラーナがあり、今回はフランボワーズを入れたということです。
でも冷凍庫で冷やしたからといってガリガリの氷になるわけではありません。
表面はシャリシャリしていますが、口の中に入るとすぐにクリーミーに変化して、滑らかに味が広がります。
あと、カタラーナという言葉はデザートだけではなく「カタルーニャ風」という意味で他の料理名にも使われます。
そういえば最近デザートのことをドルチェとかデセールといったりします。
ドルチェはイタリア風の言い方で、デセールはフランス風です。
レストランでは昔から使われていた言葉ですが、一般にどれだけ普及してるのかが分かりません・・・
ハーゲンダッツでドルチェって味が出ていたのを見ましたが、田舎の友達に聞いたらそんな言葉自体知らないって顔をされました。
普及してない言葉なら、チラシとかメニューとかの書き方が難しいですね。

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今日のまかないはミートドリア

京橋フレンチイタリアン東京バルバリまかないミートドリア
今日の東京バルバリのまかないはミートドリアでした!
ジューシーな挽肉とたっぷりのチーズが合わさって、濃厚でとっても美味しかったです!
そういえば、ドリアって外国の料理ではないのをご存知でしたでしょうか?
ドリアの歴史は横浜のホテルニューグランドと共にあります。
ホテルニューグランドの初代総料理長、サリー・ワイルシェフが、体調の優れないお客様のために日本で生み出した創作料理だったのです。
サリーワイルシェフは日本の西洋料理界に非常に大きな影響を与えた偉大な人というのは料理人の常識のようです。
日本の古いしきたりを改革して、積極的にお客様へ顔を見せてサービスするような、当時では奇抜な事もどんどんするアグレッシブでフロンティアスピリッツあふれる方だったようです。
そんなサリーワイルシェフの弟子の一人に林久次シェフがいました。
林久次シェフは銀座でコックドールというフランス料理のお店を出し、当時銀座では知らない人がいないぐらい有名なお店になりました。
今はその場所にお店はなく、フレンチではなくイタリアンレストランとして別の場所で営業をしていますが、そのコックドールの出身なのが今うちがやってる「リトローボ」のシェフの香山さんです。
たどっていけば偉大なサリーワイルシェフにつながるっていいですねー!

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そら豆のニョッキ あさりのマリニエール仕立て

京橋フレンチイタリアン居酒屋東京バルバリそら豆のニョッキあさりのマリニエール仕立て
東京バルバリのおすすめからまたお一つご紹介。
そら豆を使ってニョッキにし、あさりと一緒にマリニエール仕立てのソースで召し上がっていただきます。
ニョッキは通常、じゃが芋と小麦粉で作るパスタの一種ですが、今回はじゃが芋ではなく空豆でニョッキにしたようです。
イタリアでは木曜日に滋養のある食べ物を食べる習慣があるようで、腹持ちのいいニョッキは木曜日に食べられる事もあるようです。
なんか土用の丑の日みたいですね。
ちなみにニョッキは複数系の言い方で、単数形は「ニョッコ」っていうらしいですが、ニョッコって何かいいですよね?今度一個だけ出して、ニョッコって言いたいです。
マリニエールはフランス語で「漁夫風」と言う意味で、白ワインと魚介のだしを使い、バターなどを加えたガッツリ海の香りがする美味しい一品です!

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永遠の定番マルゲリータ

茅場町水天宮前イタリアンピッツェリアプラナバルカのマルゲリータ
プラナバルカの人気メニューの定番はやはり大きなピッツァでしょうか。
蒸気機関車のような鉄の塊の本格的なピザ窯で焼くので、味もボリュームも最高です!
黒板に書いてある「本日のピザ職人おすすめのピザ」も大人気です。
ピザといえば、お客さんから「イタリアではどうやってピザを食べるの?」と聞かれることがあります。
日本人に馴染みが深い食べ方と言えば、ホールのピザをピザカッターでカットして、三角形になったものを手で持って食べるのがよく見かける光景です。
このスタイルはどうやらアメリカ経由で日本に入ってきたようで、イタリア発の文化ではないそうです。
正しくは一人一枚のピッツァをナイフとフォークで食べるのがイタリアのスタイルです。
茅場町水天宮前イタリアンピッツェリアプラナバルカの資料ローマで食べたピザこの写真は僕がイタリアに旅行に行った時にローマで食べたピザの写真です。
生地が薄くて具がどっさりのっていて、さらに肉汁とオリーブオイルの量がすごかったので手で食べるのは無理でした。
まわりのお客さんもナイフとフォークで食べていたのを覚えています。
そしてもう一つ、食べ方に付随する疑問で多いのが、まわりの縁の部分を残すのか?食べるのか?っていう質問です。
うちにはイタリアに修行に行ったシェフがいっぱいいますので色々聞いてみると、イタリアではピザを食べるときにシェアはしないで一人一枚食べるので、女性の方はお腹いっぱいになっちゃうから具の部分だけを食べる事があるそうです。
基本的にはお腹に余裕があれば食べればいいのですが、一人一枚出されれば、僕なら先に具を食べて、余力があれば縁を食べると思います。
というわけで、誰かが小食なイタリアンマダムの食べる姿を見て「あれが正しい食べ方なんだ!」ってなったんじゃないでしょうか!
なんかソフトクリームのコーンも食べる物なのか?入れ物なのか?って話もありましたが、基本的には食べれるなら食べればいいってことでしょうね!

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リトローボのパーティープラン開始です!

水天宮前人形町イタリアンバールリトローボ2000円パーティープラン
今日は爆風と共に爆弾台風がやってきました。
先週も強風が吹いてリトローボの外席についてるビニールシートがあおられて大変だったのに!また?
でもこんなに強い台風は近年あまり記憶にありません。
前日からニュースでは外出を控えるように放送したり、3時ぐらいには一般の会社の方は帰宅してたみたいです。
強風の日はいつもリトローボが心配です!
大通りに面していて、さらに角地で風当たりが強いので・・・
そんなリトローボですが、今回パーティープランが出来ました!
団体には向いてないと思っていたのですが、貸切でホームパーティー形式で使ってもらえる事が増えてきたので、2000円で前菜やメイン、パスタ、デザートなど満足していただけるであろうプランをご用意しています!
詳しくはお店へお問い合わせください!
2000円で食事は問題ないので、あとは思いっきりワインを楽しんでいただけると思います!

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さらばラフティカツ丼、プラナジラソルは変わります!

水天宮前蛎殻町の貸切洋風居酒屋プラナジラソルのらふてぃカツ丼
今日からプラナジラソルのシェフが変わりました!
前のシェフの新関さんは体の不調もあり退職することになったので、今度はプラナバルカで創業当初からキッチンを支えてくれていた水野シェフに交代です!
というわけで、先月から引継ぎでお店に入ってもらっていました。
まだまだ肩ならしですが、これから徐々にペースアップしていきます!
その流れで新しいメニューが増えたり、今までのメニューがなくなったりします。
写真のラフティカツ丼もその一つです。
新しい食感の食べやすいトンカツを作るために、沖縄料理のラフティを衣をつけて揚げて、ソースで食べるソースカツ丼でした。
これもバルバリの小池シェフの助言で生まれたメニューでしたが、今までどうもありがとう!そして次のスターを発掘するぞ!

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今日のまかないポークカツレツの玉子綴じ

京橋フレンチイタリアン居酒屋東京バルバリポークカツレツの玉子とじ
今日の東京バルバリのまかないはポークカツレツを卵でとじたカツ綴じ風の料理です。
がっつりしてて美味しく、ご飯にピッタリです!
カツレツというと、もはや日本では「とんかつ」としてほぼ和食のように馴染んでいますが、立派な洋食です。
僕のオヤジは田舎の頑固親父で、フレンチやイタリアンに抵抗があり、パスタは頑として食べませんがトンカツもカキフライも食べます。
こだわりのかたよりがハンパないです。
それぐらい日本人に馴染んでいるカツレツは実は揚げ物ではなくソテー料理です。
バルバリではカツレツが何種類かありますが、フライパンにオイルを敷いて焼いています。
コロッケや唐揚げのように油に投入するのではなく、フライパンでじっくり焼いて、油の届かない所はスプーンですくって流しかけてやる作業を繰り返します。
だからカツレツは時間と手間の掛かる西洋の美味しい文化なのです!
ちなみにカツレツ、特にイタリアンではパン粉の細さに注目してください!
日本のとんかつに比べてキメが細かいのが分かると思います。
ロースとしたパンからパン粉を作るときに、ふるいにかけてサラサラの物だけ使っているので独特の見た目と食感になります。

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